愛知県 教員の多忙化解消プラン 持続可能な教育の質の向上をめざして

持続可能な教育の質の向上をめざして

今回から中部地方の各県教育委員会の教職員働き方改革の取り組みを見ていきます。いくつかピックアップされていない県がありますが、まとめるまでの情報がないパターンと、取り組みを発表していないパターンがあるためですが、市区町村での取り組み発表はされているので、都道府県のピックアップ後に整理していこうかと思います。
まずは、愛知県から。

中学校教員の過労死ラインが3割以上

持続可能な教育の質の向上をめざして
持続可能な教育の質の向上をめざして

リーフレットから抜粋していきます。愛知県でもやはり中学校教員の時間外労働が定常化しており、40%近くが過労ラインの残業をしている状況でした。平成29年度は全体で若干削減され、中学校教員も3割程度の教員が過労死ラインの残業となっています。しかし、下記の図をご覧ください。

中学校教員3,000人以上が過労死ライン

持続可能な教育の質の向上をめざして 長時間勤務の状況
持続可能な教育の質の向上をめざして

米印の通り、愛知県公立中学校教員で過労死ラインの残業者数は3,000人を超えています。割合ではなく実数でも照らし合わせると、かなりの危険な状況であることが改めて伺えます。

持続可能な教育の質の向上をめざして 県立高校残業理由
持続可能な教育の質の向上をめざして

県立高校においては、部活動と校務での過労死ラインでの残業が70%を超えている状況です。こちらも700名が危険な状況であると考えるとやはり改革が急務であるといえます。

モデル校を中心とした改革推進

1 長時間労働の是正に向けた在校時間管理の適正化
○ 平成 30 年度に、県立学校(高等学校、特別支援学校)5 校において、試行的に出退勤時刻をICカードで記録し、電子化します
○ 平成 30 年度中に、県立学校において施錠時間を設定します

持続可能な教育の質の向上をめざして

業務および意識改革に必須といえる勤務時間管理はICカードで試行するようで、慎重に進める様子です。PC操作ログや、スタートアップ・シャットダウンなどの、デバイスに縛られる記録方法は、予算を必要としないものの、二重管理や完全に自動集計できない課題があり、ICカードは、出退勤時に自動打刻できるものの、休憩時間や持ち帰り労働が可視化できないため、同じく二重管理になります。記録されることで適正化はある程度進むでしょうが、運用負担などがあるため、今後どのように対応していくかが課題となるでしょう。出退勤管理データもICTクラウドなどで一括管理できると負担軽減されるといえます。

4 業務改善と環境整備に向けた取組
○ 学校における業務改善を推進し、モデル事業を他の学校・地域に普及させます
○ 小中学校で教職員定数を改善します
(新学習指導要領の実施に伴う小学校における外国語の教科化などに対応)

持続可能な教育の質の向上をめざして

愛知県では、働き方改革のモデル校を選出して、改善結果を他校に普及させる方針のようです。これは、統一した方針と成功事例で改革を進められるため、現場の混乱や負担が少なくなることが見込まれます。学校毎に風習が異なることから統一した施策ではなく、学校毎の対策を実施・共有する自治体もありますが、これも地域ごとの風習の違いなのでしょうか。

最新の発表は昨年度のもの

ただ、情報の公開が遅れているように見受けられ、最新の確認できた情報は日本経済新聞からの引用となります。他自治体と同様、部活動休養日を 2018年9月に 方針として定めたようですが、内容は2017年3月教員の多忙化解消プランで定めた内容に加え、小学校の休養日設定と稼働時間の追加のようです。社会問題として学校教職員の働き方改革に対して、最新の情報が公開されることが望まれます。

勤怠管理と勤務時間可視化の違いとは

文部科学省 学校における働き方改革特別部会の調査の結果「『労働時間を正確に把握すること』が、「残業時間の減少」、「年休取得日数の増加」、「メンタルヘルスの状態の良好化」に資する。」と報告しています。
このことから、学校の働き方改革の実現のために、ICTによる勤務時間の可視化は重要な要素です。
NoverTiは、教職員個人、学校、教育委員会の3つの視点で、教職員の属性に基づいて分析できます。
教職員個人はご自身のことを、学校の責任者の方は自校の教職員の働き方を、教育委員会の担当者の方は管轄する学校の働き方を様々な属性から分析し、対策へと繋げられます。
レポートをクリックするだけで様々な切り口で自動で分析・集計できるので、勤務時間を記録するだけの運用よりも、ICTにより成果の見える働き方改革を日々実施できます。

詳細は下記ページの右下ポップアップからカタログをダウンロードください。


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