京都府 教職員の働き方改革実行計画

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教職員のアンケートや調査を入念に行い、勤務実態の可視化をしながらもモデル校設置などで組織的に働き方改革を進める京都府教育委員会。今回は京都府のアンケートや調査結果を中心にみていきます。

KPIに教員の意識改革を盛り込む

教職員の働き方改革実行計画 KPI
教職員の働き方改革実行計画

上記は京都府教育委員会のKPI一覧です。平成29年度比較で20%の時間外勤務の削減。退勤時刻の制定などエビデンスだけでなく、アンケートを活用して教職員のモチベーション向上を狙っています。

情勢を考慮した組織的な働き方改革

教職員の働き方改革の推進について 概要
教職員の働き方改革の推進について

社会情勢を考慮しつつも、抜本的施策を中心に実施、働き方改革を推進するとともに継続可能なシステムを構築することを目指しています。組織的に改善をすることで教育環境が今の時代に最適化された仕組みとなり、全体のモチベーションや質が向上することが想定されます。

全国比で時間外労働大

平成29年度「公立学校教員勤務実態調査」の集計(速報値)実態
平成29年度「公立学校教員勤務実態調査」の集計(速報値)

上記は平成29年度の京都府立教職員の1割(1,100名)の勤務時間集計の速報結果です。全国平均と比較しても過労死ライン、平均時間外勤務、土日勤務が上回っており、早急に具体的な施策が必要な状況です。

中学校教頭の20%が過労死ライン以上の時間外労働

平成29年度「公立学校教員勤務実態調査」の集計(速報値)調査結果
平成29年度「公立学校教員勤務実態調査」の集計(速報値)

上記は1週間当たりの学内総勤務時間数の分布の集計結果です。すべての教員が何らか時間外勤務を行っている状況で、20時間~30時間の時間外労働教員が中心のようです。過労死ラインの時間外労働は半数から3/4を占めます。また、中学校教頭においては、1週間で45時間~60時間の時間外労働を行っている教頭が20%を超え、月換算で180時間以上の時間外労働となります。過労死ラインを倍以上超える状況であり、いつ倒れてもおかしくありません。

平成29年度「公立学校教員勤務実態調査」の集計(速報値)持ち帰り業務
平成29年度「公立学校教員勤務実態調査」の集計(速報値)

1日あたり30分~1時間の持ち帰り業務が定常化しているようです。ただ単純に残業禁止をしたとしても、持ち帰りでの業務が増える実態は民間企業でもありうる話です。持ち帰り業務の是非を問うのではなく、全体の業務で、学校でする必要がない業務=どこでも行ってよい業務であれば持ち帰りで行っても構わないとし、その一方で学内業務を削減できるのであれば、柔軟な働き方ができる可能性が生まれます。

では、どのようにして上記のような詳細な結果が集計できているのでしょうか。

詳細な集計に比例して複雑なアンケート

平成29年度「公立学校教員勤務実態調査」の集計(速報値)調査票
平成29年度「公立学校教員勤務実態調査」の集計(速報値)

このような25項目にもわたり、コマ割りのように時間を埋めていく作業を1週間分作成する必要があります。集計するのもそうですが入力する教員の負担も大きいといえます。細分化することでそれぞれに対する効果的な施策を実施できるかと思いますが、継続可能な仕組みとするにはこのアンケートの仕組みも簡易なものにする必要があると考えます。
例えば、集計の手間がかからないよう、テーブル形式のデータにしたり、Microsoft Formsのような誰でもすぐ作れるアンケートフォームやStaffHubなどのシフト管理ツールで日々可視化するなどで、管理や集計をシステム化することも可能といえ、アンケートの規模も拡大できると思われます。

勤怠管理と勤務時間可視化の違いとは

文部科学省 学校における働き方改革特別部会の調査の結果「『労働時間を正確に把握すること』が、「残業時間の減少」、「年休取得日数の増加」、「メンタルヘルスの状態の良好化」に資する。」と報告しています。
このことから、学校の働き方改革の実現のために、ICTによる勤務時間の可視化は重要な要素です。
NoverTiは、教職員個人、学校、教育委員会の3つの視点で、教職員の属性に基づいて分析できます。
教職員個人はご自身のことを、学校の責任者の方は自校の教職員の働き方を、教育委員会の担当者の方は管轄する学校の働き方を様々な属性から分析し、対策へと繋げられます。
レポートをクリックするだけで様々な切り口で自動で分析・集計できるので、勤務時間を記録するだけの運用よりも、ICTにより成果の見える働き方改革を日々実施できます。

詳細は下記ページの右下ポップアップからカタログをダウンロードください。


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